オンライン結婚式・披露宴を断念した理由を実体験を元に解説

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このご時世、オンライン結婚式・披露宴を検討しているカップルも多いんじゃないでしょうか。

僕もZoom結婚式・披露宴を検討した一人です。

しかし僕たちの場合、最終的にオンライン結婚式・披露宴を行うことは断念しました。

なぜならZoom結婚式・披露宴ではゲストに楽しんでもらえない可能性が高いと思ったからです。

本記事では、なぜ僕がオンライン結婚式・披露宴を断念したのか、実体験を元に解説します。

目次

オンライン結婚式・披露宴を断念した理由

僕のケースでは、当初は通常通りの結婚式・披露宴を行う予定で会場を決めていました。

結婚式予定日には事態も収束しているだろうという予想から、会場のキャパ通りにゲストを招待する予定でいました。

しかし、予想に反し招待状を発送を行う結婚式2〜3ヶ月前ほどから事態が悪化していくことに。

そんな状況だったので、両親から「招待客の数を減らせないか?」と相談があり、ゲストの安全も考えて招待客を絞ることになりました。

招待客の数を泣く泣く絞ったのですが、やっぱり断った人たちにも僕たちの披露宴を見て欲しいという気持ちが強かったので、Zoomで結婚式・披露宴にてリアルタイムで中継するということを検討しました。

Zoom結婚式・披露宴を検討するにあたって重視したことは、「Zoomで参加する人にも会場の人たちのように楽しんでもらえるか?」ということです。

しかし、大きく3つの理由から、Zoomでの参加者にも楽しんでもらうことは難しいと思い、最終的に断念しました。

Zoom結婚式・披露宴を断念した3つの理由
  • オペレーションする人の問題
  • 音声の問題
  • インターネット環境の問題

理由1:Zoomのオペレーションを頼める人がいなかった

結婚式・披露宴をZoomで配信する場合、パソコンやカメラ関係を誰かに操作してもらう必要があります。

僕たちの会場の場合、外部業者NGだったので、参列者の誰かに頼む必要がありました。

しかし、オペレーションを頼むとなると、式の最中つきっきりでパソコンやカメラなどの操作をしてもらう必要があり、その人が披露宴を楽しめなくなってしまうということになり本末転倒です。

素人のカメラワークで、Zoomで参加してもらったゲストに満足いく映像を届けられるのか?という疑問もありました。

カメラ固定だとZoom参加者が飽きてしまう恐れも

カメラを三脚などで固定することも考えましたが、その場合はずっと同じ画角の映像を流すことになってしまいます。

結婚式はともかくとして、披露宴は2〜3時間くらいありますので、長時間同じ画面だとZoom参加者が飽きてしまう心配もありました。

新郎新婦も最初から最後まで高砂に座っているというわけでもなく、演出で移動したりするのでカメラから見切れてしまうこともあり得ます。

三脚にカメラを固定したとしてもカメラの操作は必ず必要になってくるわけです。

このようにZoom結婚式・披露宴をきっちりやろうと思うとカメラの操作に慣れた人が必要になってきます。

理由2:音声の問題

断念した理由に音声に関する問題も大きかったです。

結婚式・披露宴では司会やスピーチなどマイクを通して喋ることも多いですが、その音声をミキサーを通してZoomに入力するのが最も音質が良くなります。

しかし、僕たちの式場ではそういったライン出力はできないと言われたので、もしやる場合は別途集音マイクなどを用意するしかありません。

そうなると、音質も悪くなってしまい、映像の問題もあって、Zoom側は見るに耐えない映像になってしまう可能性が高かったのです。

Zoom側の音声を会場に流すことができなかった

もう一つ、Zoom結婚式・披露宴をやる場合、Zoomでの参加者にもスピーチなどを行なってもらおうと考えていました。

Zoomで参加する側と会場に実際に出席されているゲストでは空気感がかなり違ってしまうことが予想できます。

Zoomでの参加者に疎外感を与えないように、会場と一緒に楽しめる余興のようなものができないかと考えたのです。

Zoom側の参加者に何か喋ってもらうには、会場にZoomの音声を流す必要があります。

しかし、僕たちの式場ではプロジェクターでZoomの画面を映すことはできるけど、音声を流すことはできないと言われてしまい、僕が考えていたこともできませんでした。

ムービーを画面共有で流すこともできなかった

披露宴ではオープニングムービー、プロフィールムービー、エンディングムービーなどを流すことも多いと思います。

せっかく作ってもらったムービーなので、Zoomで参加してもらっているゲストにも見てもらいたいもの。

カメラで直接撮っても良いのですが、画面いっぱいで見てもらうには画面共有を行う必要がありました。

しかし、式場に問い合わせてみるとZoomでの画面共有でムービーを共有することはできないとのこと。

音声の問題がクリアできないとなると、Zoomで参加している人はただただあまり動きのない画面を見ているだけになってしまい、楽しんでもらえないんじゃないかという思いの方が大きくなってしまいました。

インターネット環境の問題

さらにインターネット環境の問題もありました。

Zoom結婚式・披露宴を決行するにあたって一番の怖いことは、どれだけ映像・音声が良くても回線が不安定になり、途中で止まってしまうことでした。

安定した配信を行うには、有線で接続するのが望ましいのですが、あいにく僕たちが予定していた会場ではWiFiのみ。

WiFiについても式場が参加者に無料で提供してるものなので、参加者の多くの人が使用し、当日の安定性は保証できないとのこと。

そのため、僕たちの会場では自分たちでポケットWiFiを用意してもらった方が良いと言われました。

ポケットWiFiをこちらで用意するにしても、会場の電波状況が良いかどうかは不透明でしたし、当日電波状況が悪くなってしまう可能性もあります。

これからオンライン結婚式・披露宴を検討される方へアドバイス

以上のような理由から、僕たちはZoom結婚式・披露宴をやったとしてもゲストに楽しんでもらえないと判断しました。

無理やりZoomで参加してもらうよりかは、後日きちんと挨拶した方が元々招待する予定だったゲストも喜んでくれるんじゃないかと思いました。披露宴の様子はDVDにでも焼いてその時に見せれば良いですしね。

ただ、僕たちは最終的にオンライン結婚式・披露宴を断念しましたが、会場によっては十分検討する余地はあると思います。

もし将来的にオンライン結婚式・披露宴をやる可能性が少しでもあるなら、式場を予約する前にいろいろ確認しておいた方が良いです。

特に外部業者を入れれるかどうか、あるいは専属のオペレーションスタッフを用意できるかは重要です。

外部業者を入れることができるなら、機材関係もクリアできますし、プロなのでカメラワーク・音声も満足できる配信になると思います。

式場によっては、多くが外部業者NGだと思いますが、式場との契約前に相談しておくことで譲歩してもらえる場合もあり得ます。

まとめ

このご時世で、Zoom等を使用したオンライン結婚式・披露宴は、非常に魅力的な選択に思えます。

しかし、実際に開催するとなると結構なハードルがあります。会場によっていろいろな制約があり、僕たちの思い描いていたZoom結婚式・披露宴は不可能でした。

もし開催を検討する場合は、事前にオンライン結婚式・披露宴が可能かどうか、しっかり式場に確認しておいた方が良いです。

式場によっては、規約でいろいろな制約があり、僕たちのように断念しなければならないことになるかもしれないからです。

後になって後悔しないように、いろいろなケースを想定しておきましょう。

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