前回では蒸気機関の発電までを行いました。
発電を行えるようになったら、組立機で自動で指定した製品を作れるようになり、一気に工場感が高まります。
組立機をどのように配置するか。素材を運ぶベルトを組立機までどのように繋ぐか。
これが絶対の正解というものはないので、プレイする人のセンスが出てきます。
組立機に必要な素材を搬入すれば、とりあえず製品を作ることができますが、考えもなしに組立機を増設していくと、素材を運ぶベルトがぐちゃぐちゃになり、いわゆるスパゲティラインというものが出来上がります。
スパゲティラインでも、別に製品を作ることができるので、間違ってはいないのですが、製品の生産量を増やそうとしたり、メンテナンスをしようとすると、複雑すぎてラインを作った自分でさえ訳がわからなくなってしまいます。
そこで、オススメなのがメインバス方式という方法です。
メインバス方式の工場のメリット
メインバス方式では、各製品の元となる鉄板・銅板をはじめ、よく使用するものを一直線で流し、必要な素材をその都度分岐させ取り出す方法です。
メインバス方式の良い点は、ラインが複雑になりすぎないというところです。
例えば、緑サイエンスパックを作るには、搬送ベルトとインサータが素材として必要になります。
搬送ベルトは、鉄板と歯車が素材として必要で、インサータは鉄板と歯車と緑基盤が必要になります。
歯車には鉄板が必要で、緑基盤には、銅板から作れる銅線と鉄板が必要です。
緑サイエンスパックは赤サイエンスパックの次に作ることになるもので、比較的初期に必要になるものです。
初心者にとっては、緑サイエンスパックを作るだけでも結構ラインが複雑になりがちです。
特につまずくのが、インサータを作るのに必要な緑基盤です。思ったより銅板と鉄板を消費するので、1本の鉄板ベルトで完結させようとすると、下流の方で素材が足りないということに陥ります。
そのため、他の製品でもよく使う緑基盤は別の場所で作り、鉄板と銅板と並べてベルトで流すことで、工場の設計を簡素化することができるのです。
メインバス方式の工場のデメリット
一方で、メインバス方式の工場にもデメリットはあります。
それはなんといっても場所を取るということです。例えばほぼすべての製品の基本素材となる鉄板と銅板は4本のベルトを1セットとして考えて、設計を行います。
ベルト4本分もいらないんじゃないか?と思うかもしれませんが、クリア間近になると4本だとぎりぎりです。足りないことはないですが、ベルトの搬送量がボトルネックとなって、組立機を常時稼働させることができなくなる場合があります。
そのため、ベルトの増設も考慮して、予備スペースも考えて、設計する必要があります。設計というと難しく思うかもしれませんが、スパゲティラインをメンテナンスすることに比べればなんということはありません。
基本的に4本のベルト1セットで考えるので、4本分増設できるスペースを最初から空けておけば良いだけです。ただ後からベルトを増設するのは、かなりメンドクサイので、これでもかというくらい予備スペースは残しておきましょう。
メインバス方式工場の下準備
以上のように、メインバス方式の工場は場所をかなり広めに設計する必要があります。工場が大規模になるということは、その分必要となる素材も多くなります。
初期の貧弱な生産力で、いきなりメインバス方式で工場を組み立てるのは、大変です。ベテラン工場長であれば、全然問題ないのかもしれませんが、初心者にとってはハードルが高いと思います。
また、いきなり大規模な工場を稼働させると、襲撃も激しくなり、防衛がおろそかになると、せっかく作った工場がバイターに破壊されてしまったという事態にも陥ります。
そのため、いきなりメインバス方式の工場を作るのではなく、後で解体するのを前提として、プチ仮工場を設置することをオススメします。
仮工場の設置
仮工場は、メインバス方式の工場が本格稼働したら解体するものなので、最低限のものだけ作るようにすると解体の手間を最小限にすることができます。
僕の場合は、緑サイエンスパックまでの簡易ラインと、防衛のための防壁と通常弾薬のラインを作りました。
緑サイエンスパックの製作で余った、インサータと搬送ベルトと電子基板は、チェストに搬入し、すぐに利用できるようにしておきます。
メインバス方式では大量のベルトと大量のインサータが必要になるので、専用のラインを組み立てても良いと思います。
緑サイエンスパックは、仮工場の段階であれば組立機2つで十分でした。というのも、これ以上サイエンスパックの生産量を増やしても、メインバス方式の工場を設置している間に、研究できるものがなくなってしまうからです。
また、これ以上工場の規模を大きくすると、複数のバイターの巣に汚染がかかってしまう恐れもありました。
マップが砂漠ではなく、森に囲まれていれば、必要に応じて、もっと工場の規模を大きくしても良いでしょう。
ただ、あくまで仮工場なのでほどほどに。
次回は、いよいよメインバス方式の工場を構築していきます。
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