お坊さんと結婚して良かった点と悪かった点【実際の声を紹介】

恋愛とは程遠いように思えるお坊さんですが、同じ人間には変わりありません。

今ではお坊さんと恋愛結婚をしたという女性もたくさんいます。

そこで気になるのが、お坊さんと結婚した世の女性は実際どう思っているのか?ということです。

本記事では、実際お坊さんと結婚した人がどう思っているのか?をご紹介します。

本記事は以下のような方におすすめ!
  • お坊さんと結婚して良かった点が知りたい
  • お坊さんと結婚して悪かった点が知りたい
  • お坊さんと実際に結婚した人の声が知りたい

本記事の信頼性

私自身僧侶で、仏教系の大学に進学しました。仏教系大学には多くのお坊さんが進学してきます。なので周りはお坊さんだらけで、今でもたくさんのお坊さんの友人がいます。

その友人の多くは既に結婚しています。お坊さんの結婚は「お見合い」というイメージがありますが、実際には一般の人と恋愛結婚する人もたくさんいるのです。

私と一緒に学んだ女性の友人も何名か、お坊さんと結婚した人がいます。

その人たちに、実際のところお坊さんと結婚してどうだったか?ということを聞いたリアルな内容をお届けします。

もし、お坊さんとの結婚を考えているという人は、本記事を読んでいただければ参考になると思います。

目次

お坊さんと結婚して良かった点

冒頭でも述べた通り、一般の人とゴールインするお坊さんが増えています。

まずは、お坊さんと結婚して良かった点を解説していきます。

お裾分けをたくさんもらうことができる

お寺にもよると思いますが、近所の方や信者の方が頻繁にお裾分けを持ってきてくれます。

例えば、檀家さんが農家や漁師さんをしていた場合、そこで採れた野菜や魚介類はもちろんのこと、お菓子などのお裾分けが大量にもらえることも間々あります。

私の友人のお寺なんかはもらいすぎてしまって、毎回処理仕切れるか心配と言っていたくらいですから、お寺によっては食べきれないくらいの量をもらうみたいですね。

特に田舎の方のお寺の場合だと、檀家さんにも農家が多いため、1ヶ月間野菜を買わなかった月もあったとか。

いろんな人と知り合うことができる

お寺ではいろいろな人と知り合うことができます。

なぜなら、お寺にはたくさんの人が出入りしているからです。

近所の人と話す機会も多いので、見ず知らずの土地でも自然と交友関係が増えていきます。

さらに、お寺に来る人だけではなく、研修会に参加したり、お寺の婦人会に参加する機会も多いです。

特に婦人会は、お寺に嫁いだ人しかいませんので、同じ苦労であったり悩みを共有しやすいみたいです。

だから、すぐにママ友ならぬ寺友ができるみたいですね。

好きな人と一緒に働くことができる

お寺は旦那さんがお参りに出ている間、お嫁さんがお寺の仕事をしています。

ただ単にお寺留守を預かっているだけではなく、お寺の運営について考えたり、行事を企画したりとお寺の方向性を一緒に決めていくことがほとんどです。

必然的に一緒にいる時間は長くなります。その分好きな人と一緒にいることができるというわけですね。

様々な技能を身に付けることができる

お寺での奥さんの仕事は、「お花」や「お抹茶たて」のイメージがありますが、それ以外にもたくさんの仕事があります。

詳しい仕事内容については下記で紹介しているので、参考にしてみてください。

極論を言うと、檀家さんや両親の許可がおりれば、何をやってもOKです。

お寺の境内でカフェをやっているお寺なんかもあったりしますよ。

お坊さんと結婚して悪かった点

次に悪かった点を聞いてみました。

休みが不定期

お寺を専業にしているお坊さんは基本的に休みがありません。突然葬儀が入ったりや、相談事の電話がかかってくるのは当たり前です。

なので、旅行にも気軽に行くことができないのは悪い点ですね。

旅行に行くお寺もあるみたいですが、もちろん電話がかかってきたら出なければいけません。私の友人のお坊さんの場合、途中で旦那だけ帰ったこともあるそうです。

しかし、何もない時は何もないので、仕事と休日の境目が曖昧と言った方が良いかもしれません。

覚えることが多すぎて慣れるまで時間がかかる

お寺の生活は、一般の生活とはかけ離れています。

お寺で使う道具一つとっても、一般家庭の日常では使わないものばかり。

仏教を学んでいた私でも使い方がわからない道具で溢れています。

それらを一から覚えるというのはかなり大変で、慣れるまでは苦労するのは事実です。

家族のスペースに人が入ってくる

お寺の人は基本的に本堂の横にあるお寺の人用の住居に住んでいます。

意外と知らない人が多いんですが、お寺の土地と建物は住職の持ち物じゃなくて檀家さんたちの持ち物なんですね。

あくまで住職やお寺の人は、土地と建物を預かっているという立場なんです。

だから田舎の方だと、住居の方に普通に入ってくる檀家さんというのもいたりするそうです。

チャペルで結婚式を挙げれない

お坊さんと結婚する場合は、ほぼ100%仏様の前で結婚の誓いを立てる仏前結婚式になってしまいます。

考えてみれば当たり前なんですが、チャペルでの結婚式はキリスト教式ですからね。宗派からして違ってます。

チャペルでの結婚に憧れる女性は多いと思うので、結婚式の形態が最初から決まってしまうのはデメリットですね。

まとめ

お寺での夫婦生活は、一緒にいる時間が一般家庭と比べて長いです。

なぜなら、上で説明してきたように共同経営者のようなポジションだからです。

その分大変なことも多く、良くわからないルールがあったりするのも事実だと思います。

ですが、その苦労を一緒に乗り越えてきたからこそ固い信頼感で結ばれているんだなと、話を聞いていて伝わってきました。

逆に言うと本当に信頼できる人じゃないと一緒にやっていけないのだとも思います。

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